日本のトイレ
日本のトイレの起源は縄文時代へと遡る。
せり出した桟橋で川に流すというもの。
3世紀~4世紀
屋内に川の水を導水したもの。
平安時代
貴族は漆器製の「樋殿」「樋箱」と呼ばれる携帯型トイレを携行。上に丸い棒のついた板に衣服の裾をかけて用を足す。
鎌倉時代
二毛作が幕府に奨励され、堆肥としての利用が始まる。
「閑所」汲み取り式のトイレが普及。
江戸時代
人の排泄物はほぼ堆肥として利用される。
農家ら野菜などと排泄物を交換する。
専門の人間が商売を始める。
こうした手法から、江戸は都市部においても清潔に保たれるようになる。
堆肥としての利用は明治時代まで続く。
大正時代
安価な化学肥料が普及し、堆肥としての利用が減少。
戦後
衛生上、堆肥としての利用が禁止。
山間部や海への廃棄が問題となる。
昭和30年ごろ
水洗トイレが登場。
徐々に一般家庭へと普及。
現代
多くの公衆トイレは基本的に無料で使える(ヨーロッパでは有料が多い)。