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審査員を決めろ

自分が何をしたいのかわからない。

自分に自信が持てない。

このままの自分ではいけないと既存の価値観に危機感を覚えている。

 

このように悩む方々に、 審査員を決めろ と僕は言いたい。

今現在あなたの行動を審査するひとは誰ですか?

あなたの行動を評価して、価値をつけているひとはだれですか?

親、友人、学校の先生、上司などが主な審査員でしょう。

ここで、二人以上審査員がうかんだあなた。

日々がハードワークだったりしませんか?

毎日頑張るのに現状に対し釈然としない不満を感じ、悩んでいませんか?

「流行に乗っていないと、ダサいと思われる」審査員友達

「見た目がいいと、ちやほやされる」審査員異性

「お金を持っていると、誇らしい気分になる」審査員他人

「テストでいい点を取ると、褒められる」審査員親

審査員が決まっていないと、固定されていないと、会う人会う人が審査員と化し、全員の顔色をうかがうことが必要になってきます。別にそのことを批難しているわけではなく、費用対効果の低さを提言しているだけです。我々人間のレベルで考えると、ほぼ無限に新しい人に出会います。ですから、会う人全員の価値観に合わせることは、不可能といってよいでしょう。また、価値観を何度も何度も変えることがつかれることも自明でしょう。昨日までは差別主義者だったのに、今日から平等主義などとなると、精神的にも、人間関係的にも健全でないでしょう。

 

では誰を審査員にするか?

私のおすすめは自分自身です。理由は3つあります。

まず、自分はいつでも審査してくれます。ひとは一切皆苦の世の中で、常に不安を感じ、常に自分の存在を認めてほしくなります。そんな我々にとって常に一緒にいる審査員は心強いでしょう。

次に、審査員と審査対象が同じであるとき、審査基準と趣味趣向が同じとなるからです。人は本当に好きなものに対し努力するとき、ほかの事象に比べて努力を努力と感じないです。なので、最も費用対効果が高い審査員設定であるといえるでしょう。

最後に、審査員自分のレースは出来レースなんです。だからいいんです。そもそも、競争の先に幸福などなくて、結局自己満足がどれだけ得られるかが幸福へとつながるのだと思います。自分の人生なんですから、自分が一番でいいでしょう。ナンバーワンじゃなくてオンリーワン、ってやつです。