発電機を作りたかったので、電池・電気分解について学習していたところ、気になることがあった。
それは、陽極と負極の定義の曖昧さである。
情報ソースはwikipediaであるが、原語のアノード(Anode)とカソード(Cathode)を日本に輸入するときにこの曖昧さが生じたようである。
後学のためにまとめておく。
陽極と陰極の区別は電位の高低によるとする流儀(電圧による違い)と、アノードとカソードの直訳(電流による違い)とする流儀がある。電気分解のように電気的な負荷となる場合は問題ないが、電源となる場合(電池など)では混乱する。正極・負極という用語は、電位の高い・低いで区別する用語として定着しているので、電位を表す場合は正極・負極の用語を、電流の方向を表す場合はカソード・アノードという用語を用いるのが望ましい。