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IPv6がIPv4よりも速い理由

計測によるとIPv6を利用した方がIPv4よりもRTT(Round Trip Time)が短くなる傾向あり
Webサイトなどの表示速度が上昇することでSEO効果も期待でき、Googleによる検索エンジンでの順位が上がる
IPv6が速い」というよりも「IPv4が遅くなりつつある」
●考えられる理由
ユーザ側の端末がIPv6IPv4よりも優先的に扱っている可能性
Android CLAT(client translation)によるNAT46がIPv4の通信性能を低下させている可能性
IPv4アドレス在庫枯渇問題による弊害が徐々に通信速度の変化という形で多くのユーザの通信に影響を与え始めている
IPv6普及率は徐々に上昇
Googleの公開している統計データ:IPv6を使ってGoogleにアクセスしているユーザーの割合は、もうすぐ30%超。
IPv4と比べてIPv6が速いというのは、IPv4が遅くなることで「IPv6が速い」という状況ができつつある
IPv4が遅くなる原因
・CGN(Carrier Grade NAT)などのIPv4アドレス在庫枯渇問題対策
・Happy EyeballsなどによってIPv6を優先するためにIPv4を遅くする仕組みの使用
IPv6も対応した方が表示速度などが改善する状況が増えつつあります
IPv4の状況が悪くなればなるほど、WebサイトのIPv6対応が徐々に増えていくかもしれません。