グラウンドループは、グラウンドの配線がループ状になっているもののことです。
グラウンドで多くの問題が出るのでこの名前ですが、これはグラウンドだけに限らないで、信号線や電源でも同じ問題となります。
複数の機器を接続する際に信号のGND(グラウンド)がループ状になっていることの問題は、オーディオ信号の中に、特にハムなどのノイズを発生してしまうことです。
グラウンドループを解消する方法は、
・ループ自体を移動させる
・ループを切る
の2つがあります。
ループを切る際には、
・AC電源に直接つなぐ
・繋げている装置を全ての電源コンセントにつなぐ
・繋いでいる装置を一つ一つ外して確認する
などをして、どこでループが発生しているかを見極めることが大切です。
ループ状の配線があるとハムノイズが発生する原理
電源トランスを搭載したオーディオアンプの場合、トランスから漏れる磁界が結構ありるので、配線がループになっていると、ファラデーの電磁誘導の法則、レンツの法則により、電流が流れます。
詳しくは、マクスウェル方程式を参照してください。
GND(グラウンド)とは
最も電位が低い場所。電位の基準。
ハムとは
ハムとは、ノイズの一種で低い連続的な「ブーン」という音を出します。
アースとは
アースとは、感電事故を防止するために地面から出ている電極です。