情報の森

見方をかえてみる 世界をかえてみる

まなびのまなび

一次情報:自分の感覚器官で得た、他人の解釈が介在しない情報

二次情報:他人が発信した情報

と定義する

 

これら二つに優劣はなく、どちらも同じぐらい学習において重要である。

 

●一次情報が重要である理由

権威主義を回避するための科学的手法である「疑うこと」を実行すると、他者を介在した情報の場合は、懐疑が他者で止まってしまうことにある。他人から得た情報は、その他人への信頼によって保障されるものであることに留意する必要があるように思う。

例)教会や周りの人間が言うので、星々は地球を中心に回っているのだろう(天動説)

ヒトの成り立ちを考えると伝聞情報よりも経験情報のほうが鮮明に残ることは明らかである。

例)小説や映画の内容は覚えていないが、友達との数年前の会話は鮮明に覚えている

本当の知は実践を伴わなければならないという考え(知行合一*)に基づくと、二次情報は実践を伴わないものといえるから。*陽明学の学説

例)問題集の回答を見て理解したが、試験本番で実行できない

一次情報とは、アウトプットを伴うもの、つまり実験を通じて得られる情報なので、信頼性は限りなく高いといえる。

 

●二次情報が重要である理由

人生の時間が有限であるからである。

「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それは巨人の肩の上に乗っていたからです。」

「 If I have seen further it is by standing on sholders of Giants.」ニュートン

すべて自分で産み出そうという姿勢は素晴らしいのですが、有限な時間の中で人類の最先端の知見にたどり着こうと考えるならば、巨人(先人)の肩を借りる必要があると思います。