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【DTM】ハモり(コーラス)のミックス

「普通にメインより音を小さくするだけだと、ボーカルラインとぶつかってごちゃごちゃ」
「小さくしすぎると聴こえなくなってハモリが入っている意味がない」
など、単純ではないハモリのミックス。
ハモリミックスの際に気を配るのは以下の点です。
・コンプレッションを強めに
イコライザーで低域めっちゃ削る、芯を抜く
・リバーブで空間を広げる
・ダブラーでワイドに広げる
順番に解説していきます!
●コンプレッションを強めにかける
コンプレッサーを強めに掛けると、同じ音量であっても強い音圧が感じられるようになる。
滑舌がはっきり聞こえる声は近く、反対に曖昧な発音は遠く聞こえます。この滑舌を調整するのが、アタックタイム。
アタック早め・リリース遅めでハードにコンプレッションすると、角が丸く音圧感の高い、やや奥に引っ込んだサウンドができる。
わざとコーラスを奥に引っ込ませることで、主役であるボーカルとの分離が格段に良くなる。
「コーラスの低域・高域」 「音の芯」 をカットする事で、あえてボーカルに比べて地味なサウンドにします。
高域・低域ががっつり出ている音は目立ちやすいので、ハモリではカットする。
低域は180hz付近から-5db位カット。高域は6khz以上を-3db位カット。
コーラスにはカットを入れ、音の芯をボーカルに譲る。
かなり細めのQで1.1~1.5khz付近を-5db~-7dbくらいカット。
●リバーブ
基本的に他のトラックと馴染ませる目的の、ルームやホール系のリバーブを中心にかけ、メインボーカルと差別化。
バーブを最速で身に着ける方法は、パラメータをいじり倒すこと。思いっきり数字を変えて、何が変わるのかを把握してください。
●ダブラー
ダブラープラグインを用いて、ハモリの定位をメインボーカルから左右にずらす。
ハモりがしっかりとメインを引き立てる形を演出する。