西洋の哲学者は、この世を言語と実証によって理解しようとしてきた。
東洋の哲学者は、この世を言語と体感によって理解しようとしてきた。
現代の哲学者は、言語と実証と体感で世界を理解しようとする。
哲学者は、常に疑問に引き寄せられる。
目の前の利益などよりも、真相の究明に向かう。
現実には役にたたないリベラルアーツに一生を費やすこともいとわない。
ここに、薬物による個人幸福の最大化以外に人が生きる意味を見出すのだ。
脳内物質のために生きているのではない。
生きるために脳内物質を用いるのだ。
世界のために生きているのでない。
生きるために世界を用いるのだ。
疑問は死ぬまで尽きない。
飽きることはなさそうだ。