情報の森

見方をかえてみる 世界をかえてみる

哲学者の心得

西洋の哲学者は、この世を言語と実証によって理解しようとしてきた。

東洋の哲学者は、この世を言語と体感によって理解しようとしてきた。

現代の哲学者は、言語と実証と体感で世界を理解しようとする。

 

哲学者は、常に疑問に引き寄せられる。

目の前の利益などよりも、真相の究明に向かう。

現実には役にたたないリベラルアーツに一生を費やすこともいとわない。

ここに、薬物による個人幸福の最大化以外に人が生きる意味を見出すのだ。

脳内物質のために生きているのではない。

生きるために脳内物質を用いるのだ。

世界のために生きているのでない。

生きるために世界を用いるのだ。

 

疑問は死ぬまで尽きない。

飽きることはなさそうだ。