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強烈な感情のパターン介入

人の行動の九割以上は深層意識が行なっている。

もちろん強烈な感情も深層意識が行なっているので、深層意識を変えることがこの記事の目的となる。

 

強烈な感情は、子供の頃のトラウマや体験が原因となって起こることが多い。

大人になってからの経験は、強烈な体験であっても、常識や本人の価値観などの解釈を間に挟むため、よほど強烈な体験でない限りは、本人の人格を変えてしまうことはない。

しかし子供の頃は、価値観の形成過程であるため、強烈な体験は、間に挟む解釈が存在しないため、そのまま人格に影響を与える。

そして、人の感情は、その人の信じる価値観や、その人の自己認識によって起こる。

故に、多くの人の強烈な感情は、子供の頃の体験が原因であることが多いのだ。

では、どうすればそのパターンとなってしまった感情に、成長した今の私が介入できるのか。

この記事では、二つの方法を紹介する。

一つ目は、位置変更法である。

これは、強い感情の記憶が思い出された時に行ってもいいし、瞑想状態から、過去に遡って、自分で思い出してもいい。

そして、その思い出した感情を、自分にもたらす原因となった、最初の体験の記憶を、自分の深い記憶から探し出す。

見つけたら、その場面を、観察してみる。そして、見ている自分が、その記憶のどこをみるかによって、少しその記憶を変更できることをしる。そして、その記憶を変えられることに気づいたら、その記憶を白黒にして、音量を下げて、額縁に入れて、壁に飾り、その記憶の位置を変えてみる。その時、どのように感じるかを観察する。

また、その絵を遠くに押しやってみる。その時、自分がどう感じるか観察する。そして、最後に、自分の家のゴミ箱がある部屋を想像して、その中に小さくなったその絵を入れる。

これで完了。

最後に、始める前と今で、どのような違いを感じるか、観察する。

 

二つ目は、インナーチャイルド法である。

これは、記憶を思い出すところまでは同じで、違うのは、その時の小さい自分だけをその場面から連れ出して、自分の前に連れてくる。そして、今の自分が抱きしめてあげながら、「よく頑張ったね。大丈夫だよ。すごい。」などと、心をこめて、励ましの言葉をかけてあげる。

そして、最後は、その時の自分がとても元気になったところを想像してから、また抱きしめて、心臓から融合する。

同じく、はじめとの違いを観察する。