現代において健康は、フィジカルとスピリチュアルの両方で考える必要があります。
頭の中の考えが、体に影響を及ぼすことが分子生物学的に明らかになってきているからです。
といっても難しいことではなく、緊張すれば筋肉がこわばり汗をかく、ストレスでおなかが痛くなり耳鳴りがする、興奮で息が荒くなり痛みを感じなくなるなど、日常で当たり前に経験していることからもわかると思います。
この記事では、そのことを軸に、現代の健康法について考えてみます。
フィジカル
まずはフィジカルです。
ここでは、主に睡眠、運動、食事について考えます。
睡眠ですが、注目すべきはサイクルと刺激です。
まず、睡眠時間は、目覚ましなしで起きれる最短の時間にしてください。
短すぎても長すぎてもだめです。
そして、サイクルを一定にすることを心がけてください。
重要なのは、寝る時間帯ではなく周期です。
寝るのは昼でも夜でも構いませんが、同じ時間に起きて、同じ時間に寝ることを心がけます。
次に刺激ですが、これは刺激を受けることと消すこと両方が重要です。
まず、起床時には、たくさんの日光を浴びましょう。
体の大部分の血管である毛細血管が特に多い、ひじやひざ関節のうらに浴びることが重要です。
そして、寝るときはなるべく刺激を遮断しましょう。
光は何も見えないほど暗いのが望ましいです。
都会では意図的にしないと難しいかもしれません。
運動については、二つ提案があります。
といっても、基本は全身の細胞を均等にゆすることです。
一つ目は、極微振動です。
足を肩幅に広げて立ち、その場でブルブルと揺れます。
高速で縄跳びをしているような感覚です。
二つ目は、クリエイティブウォークです。
歩くときに、できるだけやったことのない動きで歩きます。
はじめてつかう筋肉を使うような動きで歩きます。
この時大事なのが、できるだけ音を立てないことです。
これによって全身を意識することができます。
いずれにしても、全身の細胞を刺激することが重要なわけです。
最後に食事ですが、重要なことは一つだけで、自分で一から作ることを想像しながら食材を選び、食べることです。
どこで取られて、どこから運ばれて、どこで調理されたのかを全て脳内で再現しながら食べます。
逆に、脳内で再現できないものは食べてはいけません。
作り方のわかるものだけを食べるようにしてください。
これは、実は前代社会では特に重要なことなのです。
理由はたくさんありますが、一番は、世界とのつながりを感じるためです。
現代の巨大文明で生きていると、自分だけで生きているような錯覚に陥ることがありますが、実際は人はみな多くのつながりの中で生きているのです。
そのことを実感することは、社会的な人間にとって、とても重要です。
スピリチュアル
一番大事なことは、ゴールを持つことです。
とほうもない、大きなゴールです。
人は、自分より大きなもののために動くとき、とてつもない力を発揮します。
その時、体はおのずと健康になってしまうのです。